「車を売るときは何に気を付けたらいいの? 買取での注意点が知りたい」
車の売却は、そう頻繁に経験することではありません。
そのため、いざ車を売るタイミングになると、色々と不安に感じるかと思います。
車を売るときに注意しておきたいポイントはいくつかありますが、特に「売却方法」や「どこに売るか」が重要です。
そこで今回は、車を買取に出す際の8つの注意点をお伝えしましょう。
目次
車を売る前に知っておくべき8つの注意点
車を売るときに注意しておきたいポイントは、以下の8つです。
車を売るときの注意点
いずれも難しい事ではありませんが、これを知っているかどうかで結果が大きく変わる可能性があります。
非常に重要なポイントもあるので、順番に見ていきましょう。
【注意点1】
ディーラーで下取りに出さない
車の売却方法として、「ディーラーでの下取り」が最も一般的かと思います。
要するに、今の車をディーラーに買い取ってもらい、その代金を新しい車の購入費用に充てる方法です。
確かに、ディーラー下取りは手続きの面では楽ですが、車を高く売ることを考えたらお勧めしません。
なぜなら、ディーラーは運営コストが非常に高いうえに、査定基準がそもそも低いため、車の下取り額が必然的に安くなってしまうからです。
中古車買取店での査定額と比べた場合、ディーラー下取りのほうが数十万円も安いケースはよくあります。
したがって、車は「ディーラー」ではなく、「中古車買取店」に売ることをおすすめします。
【注意点2】
車の買取先を即決しない
ただし、中古車買取店ならどこでもいいというわけではありません。
なぜなら、車の査定額は買取店によっても差が生じるからです。
ですから、近所の買取店で1回査定を受けただけで「ここに売ろう」と即決するのはNGです。
なるべく3社以上は査定を受けて、相見積もりを取ったうえで車の売却先を選びましょう。
ただ、買取店をあちこち回るのは面倒ですよね。
このような場合は、「無料一括査定サービス」を利用しましょう。
近くの候補店にまとめて査定を依頼できるサービスで、相見積もりを取るのに大変便利です。
また、車一括査定は「比較すること」が前提のサービスなので、買取店同士の競争性が必然的に高まり、普通に査定を受けるより買取額がアップする傾向があります。
車をできるだけ高く売りたい方は、ぜひ無料一括査定を試してみてください。
【注意点3】
無理な交渉はしない
車を高く売るために、業者との交渉をイメージする方もいるかと思います。
しかし、相手はプロですから、強引に交渉しても効果はあまり期待できません。
ただ、相見積もりを取るときに「一番高いところに売ります」とだけ伝えるのは効果的です。
というのも、他社より低い金額を出せば当然、契約は勝ち取れないため、限界ギリギリの査定額を提示せざるを得ない心理状態になるからです。
ですから、車を高く売るために無理な交渉をするのではなく、上記の方法で相見積もりを取る際に「一番高いところに売ります」とだけ伝えるようにしましょう。
【注意点4】
ネットオークションや個人売買は避ける
車を売るもう一つの方法として、個人売買があります。
たとえば、メリカリやヤフオク!などを介して車を売る方法です。
たしかに、個人売買は中間業者を挟まないため、売り手と買い手の双方にとって金銭的なメリットがあります。
しかし、名義変更などの手続きはすべて個人間で行う必要があり、実際はとても面倒です。
また、車の状態をかなり厳密に伝えないと、買い手からのクレームやトラブルにつながる可能性もあります。
ですから、車を個人間で売るのはやめたほうが良いです。
【注意点5】
車の不具合や修復歴は必ず申告する
車の査定を受ける際に、不具合や修復歴をきちんと伝えることも非常に重要です。
なぜなら、査定で発見できなかった欠陥が後々見つかった場合、法律上または契約上、売り手(あなた)が責任を問われるケースもあるからです。
そのように、契約後の「減額請求」といった問題に発展しないよう、身に覚えのある車の欠陥は査定時に必ず申告するようにしましょう。
【注意点6】
自動車税やリサイクル料金の返金について確認する
車を売る際、車両本体の査定額に加えて、「自動車税の未経過分」や「リサイクル料金」に相当する額も返金されることをご存知でしたか?
ただし、この返金方法は「買取額に含める」という何とも曖昧なやり方です。
場合によっては返金分を業者の儲けにされてしまうケースもあります。
ですから、車の買取金額を提示してもらう時は、「自動車税の未経過分」と「リサイクル料金」がきちんと含まれているかどうかを確認するようにしましょう。
【注意点7】
任意保険の手続きを忘れずに行う
車の売却にともなう名義変更などの手続きは、たいてい業者のほうが対応してくれます。
しかし、任意保険の手続きは、あなた自身で行わなければいけません。
手続きの種類としては、以下の3つがあります。
■車を買い替える場合→「車両入替」
■車にしばらく乗らない場合→「中断処理」
■もう車に乗ることはない場合→「解約」
車を買い替えるのであれば、保険が適用される車両を「売却する車」から「新しい車」に変更する必要があります。
それが、「車両入替」という手続きです。
どのケースでも、保険会社に連絡すれば手続き自体は簡単です。
しかし、忘れてしまうと「新しい車に任意保険が付いてない」「保険料の過払い」といった問題が起きてしまうので、車を売るタイミングに必ず済ませておきましょう。
【注意点8】
査定前に洗車や車内清掃をする
最後は補足的な注意点ですが、車の査定を受けるまえに、いちおう洗車や車内清掃を簡単にやっておくと良いです。
それで査定額が劇的にアップすることはないですが、やはり「見た目の印象」が悪いと減点される可能性があるからです。
何時間もかけて丁寧に行う必要はないですが、車はなるべく清潔感のある状態にしておきましょう。
まとめ
以上が、車を売るときの8つの注意点です。
最後にもう一度、まとめて確認しておきましょう。
車を売るときの注意点
重要なポイントとしては、査定の際に「車の不具合や修復歴」を必ず申告することです。
これをしないと最悪、契約後に責任を問われるケースもあります。
また、自動車税やリサイクル料金の返金の確認や、任意保険の手続きも忘れないようにしましょう。
そして最も重要なのは、車の売却先を慎重に選ぶことです。
ディーラーでの下取り額が安いのはお伝えした通りですが、買取店によっても査定額には差が生じます。
ですから、車を売る際は最低3社は査定を受けて、そのうえで「買取額が一番高いところ」を選ぶようにしましょう。