車を売る際、「売る地域によって査定額は違うの?」と気になる人もいるのではないでしょうか。
結論から言えば、車の査定相場は地域によって異なります。
なぜなら、地域によって需要のある車のタイプが違うからです。
そこでこのページでは、「なぜ地域によって査定相場が異なるのか」について、その理由を説明します。
また、高く売るための効率のよい方法も紹介します。
車の査定相場は地域・場所によって異なる
同じ車でも、「北海道で売る場合」「東京で売る場合」「沖縄で売る場合」では、査定額に差が生じます。
なぜなら、地域によって車の需要が異なるからです。
つまり、地域ごとに人気のある車のタイプが異なるのです。
たとえば、地域ごとに重要のある車は以下のとおりです。
【地域ごとの需要の高い車のタイプ】
北海道・東北・日本海側 |
これらの地域では一年を通して雪が積もる時期が長いため、そのような悪路での走破性が高い「4WD」「SUV」などが人気です。 逆に、2WD(2輪駆動)車は、雪道などでスリップしてしまう可能性が高いため、これらの地域では需要が少ないです。 |
東京・大阪などの都心部 |
都心部では、渋滞が日常的にあります。 ですから、都心部で車を使う人には燃費の良いハイブリッド車などのエコカーが人気です。 また、富裕層も多く住んでいるため、スポーツカーや高級車、輸入車の人気も高いです。 |
地方の地域 |
地方では、「生活における移動手段として必要なもの」という考え方が強いため、燃費が良く、維持費が安い軽自動車やコンパクトカーの人気が非常に他界です。 また、農業が盛んな地域は、軽トラックなどのタイプも良く売れます。 |
沖縄 |
沖縄などの離島でも、車に対する趣味性を求める傾向は少なく、普段の生活で使い勝手のよいタイプが好まれます。 ですから、地方の地域同様に、軽自動車やコンパクトカーの人気があります。 |
愛知県 |
少し特殊ですが、愛知県はトヨタ関連の会社に勤めている人が非常に多いです。 そのため、車の用途に関わらず、トヨタ車が良く売れます。 |
ここで紹介したのは一部ですが、地域によって人気のある車のタイプが異なることを理解できたかと思います。
当然、需要が高い車は業者間のオークションなどでも高値で取り引きされます。
しかし、需要の少ない車は安く取り引きされます。
したがって、同じ車でも地域によって査定額に違いが出るのです。
車の買取査定相場は輸送コストが左右する
基本的に、車は需要のある地域に持っていった方が高く売れます。
ですから、車を扱う業者は需要のある地域へ輸送することも多いです。
たとえば、沖縄で買い取った4WDはそのままでは売りにくいため、需要のある地域まで輸送したとします。
車1台運ぶのにも数万円はコストがかかります。
これは極端な例ですが、「需要のある地域までの輸送」は日常的に行われています。
それでは、「全国に店舗がある大手買取店で売れば、どこの地域でも査定額に違いはないのでは?」と考えるかもしれません。
しかし同じ買取店でも、他県の店舗に輸送するのにはコストはかかります。
ですから、全国に展開している大手買取店でも、地域によって査定額に差が生じます。
そのため、輸送が考えられる車は、それにかかるコストを考慮した上で買取価格が決まります。
逆に、「需要の高い地域で売れば車は高く売れる」ということです。
地域は気にせず車を売ろう!
ここまでの説明で、地域によって査定相場に違いがあると理解できたかと思います。
「需要の高い地域のほうが高く売れるのでは?」と気になるかと思います。
しかし、高く売るために需要のある地域までわざわざ持っていくのは現実的ではありませんし、損をします。
ですから車を売る際には、「高く売れる地域」を気にする必要はありません。
それよりも上記で紹介したような高く売れる方法やコツを考えたほうが、はるかに効率的です。
もし「車を高く売りたい」と考えているのであれば、車一括査定を利用することをオススメします。