10年落ちの車を売るならどこがいい?低年式車を高く売る方法

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大切に乗ってきた車でも、年式が10年を超えると買い替えをそろそろ考える頃かと思います。

ただ、10年落ちの車ともなると、まともな値段で買取してもらえるか不安ですよね。
また、どこのお店で売却すればいいのかも悩むのではないでしょうか?

たしかに一昔前なら、10年落ちの車をディーラーに持っていけば、二束三文で下取りされるのがオチでした。。

しかし今では、中古車市場もかなり一般的になっていますし、海外への流通網も広がっているため、たとえ10年落ちの車でもそこそこ良い値段で買い取ってもらえる可能性があるんです。

「どうせ大した値段は付かないでしょ…」と諦めモードで挑めば業者に足元を見られるリスクもあるので、「少しでも高く売る」という気持ちで売却先は賢く選ばなければいけません。

そこで今回は、10年落ちの低年式車の売り方についてアドバイスさせていただきます。

目次

「買取は厳しいかな…」という諦めモードでは損をする

以前、「5年以内に車を売った100名の方々」に独自でアンケート調査を行ったことがあります。

アンケート調査をまとめた資料

そこで頂いた意見の中から、低年式車を売った方のコメントを一部抜粋してご紹介します。

アンケートのコメント
  • 40代後半の女性
    「買取店に出してもさほど高額にはならないと思ったので、ディーラー下取りを選んだ」
  • 40代前半の女性
    「古い車だからどこで売っても金額は大して変わらないと思った」
  • 30代後半の男性
    「買取店で売却したほうがもしかすると高額だったかもしれませんが、あちこち行くのが面倒だったので、ディーラーにおまかせで売却しました」
  • 30代後半の男性
    「車が古くてサビもあり、ふつうのお店に持ち込んでもお金になるとは思えなかった」
  • 60代以上の男性
    「9年くらい乗った車で、もうほとんど価値がないことは分かっていた」
  • 40代後半の男性
    「10万キロ以上走行していたので、買取価格に期待できませんでした」

アンケート調査の結果、これらのコメントのように「古い車は大した値段で売れない」と最初から諦めてしまっている方が非常に多いことが分かりました。

では、その心理状態で車を売りに出したらどうなるでしょうか?
ディーラーや買取店は「安く買い取れるな…」と踏んで、足元を見た金額を提示してくるでしょう。
(安く買い取れば当然、利益が増えるからです)

でも、これでは非常に勿体ない!
なぜなら、「大した値段は付かない」というのはただの素人感覚で、実際はそこそこ良い値段で買い取ってもらえる可能性が十分にあるからです。

ですから、まずは「10年落ちの車でも高く売れるかも」という前提で買取に挑むことが大切です。

10年落ちの車でもそこそこの買取価格が期待できる理由

では次に、10年落ちの車でも本来はまともな値段で買い取ってもらえる根拠を説明しましょう。

その理由は、主に以下の4つがあります。

  1. 低年式車でも中古車市場でたくさん販売されている
  2. 低年式車でも海外需要が高い
  3. 部品やパーツ、資源としての価値がある
  4. 廃車にする場合でも税金還付としての現金価値がある

低年式車でも中古車市場でたくさん販売されている

「車は10年落ちが潮時」
このような感覚を持っている方もいるのではないでしょうか?

しかし、年式10年を超えても車は全然乗れます。
実際、10年落ちの中古車でも市場ではたくさん販売されており、しかも結構良い値段が付いています

10年落ちの中古車の販売価格

いかがですか?
とくに人気車種は10年落ちでもかなり高額ですよね。

ひと昔前なら「10年落ち=古い」というイメージがありましたが、最近の車は耐久性も格段にアップしており、実際の見た目もそこまで古さは感じません。
それに日本の場合は2年に一度の車検でしっかり整備されているため、安全も確保されています。
中古車買取店の方に聞いたところ、年式10年を超える車でも「走行できないほど状態の悪い個体」はほぼ無いそうです。

これが、10年落ちの車でも買取を諦める必要がない決定的な理由です。

低年式車でも海外需要が高い

とはいえ、中古車市場でも年式の新しい方に人気が集まるのは必然です。

ただ、日本の中古車はコンディションや品質が非常に良いため、実は海外でも高い需要があります

日本では「走行距離10万キロが潮時」のような傾向も見られますが、海外では修理を繰り返して50〜100万キロになるまで現役バリバリで走っている日本車も珍しくありません。

実際、日本においても、タクシーの走行距離は30〜50万キロとも言われています。
日本車は耐久性にも優れているため、きちんとメンテナンスすれば本来はそれだけ長く乗られるんですね。

また、多彩なラインナップがあるのも、日本車が海外で人気な秘訣でもあります。

以上の理由から、日本の中古車は国外で重宝されており、海外のバイヤーが業者オークションで低年式車を高値で落札するケースは日常的に見られます

日本と海外の「古い」という感覚には、かなりキャップがあるみたいですね。

部品やパーツ、資源としての価値がある

中には「中古車」としての需要が見込めない個体もありますが、それでも車には「部品」や「資源」としての価値が残っています。

たとえば、外装はボロくても、エンジンやミッション、その他の部品はまだまだ全然使える場合もあるでしょう。
また、「生産が終了した車種」のパーツは中古部品として高値で売買されていますし、自動車を構成する鉄や樹脂でさえ再資源として取引されているんです。

ですから、仮に中古車としての役割を終えても、部品や資源としての価値がまだ残っているわけです。

廃車にする場合でも税金還付としての現金価値がある

さらに、車を廃車にする場合でも、未経過分の税金(自動車税、重量税、自賠責保険料)は本来、還付されるお金です。
つまり、トコトン価値を失った車でさえ、最後の最後に「還付金としての現金価値」が残っていることになります。


以上が、10年落ちの低年式車でも、本来ならまともな値段で買取してもらえる理由です。
廃車の場合でさえ還付金があるわけですから、最低でも「査定額ゼロ円」はあり得ないと考えておきましょう。

10年落ちの中古車の買取相場をリサーチ

それでは、10年落ちの車がいくらで売れるのかを具体的にチェックしていきたいと思います。

今回は人気のある10車種をランダムに選び、10年落ちの買取相場をリサーチしました。

リサーチ資料

まずは、その結果をご覧ください。

車種買取相場
ダイハツ
タント
7〜25万円
スズキ
ワゴンR
6〜30万円
日産
セレナ
7〜24万円
トヨタ
プリウス
13〜30万円
ホンダ
フィット
2〜28万円
ホンダ
N-BOX
(9年落ち)
29〜43万円
ホンダ
ステップワゴン
19〜53万円
スズキ
アルトラパン
8〜21万円
日産
エクストレイル
19〜53万円
トヨタ
ヴェルファイア
42〜168万円

車の状態や流通量によって相場は変わりますが、いずれにしても意外と良い値段で買い取ってもらえる可能性があることは理解できるかと思います。

ですから、クドいようですが、たとえ10年落ちの車でも「少しでも高く売る」という気持ちで売却を進めましょう!

10年落ちの車を売るならどこがいい?

ただ問題は、その車を「どこに売るか」ですよね。

車を買い替える場合は、ディーラーでの下取りが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?

独自のアンケート調査でも、車の売却方法として「ディーラー下取り」を選ぶ人が圧倒的に多いことが分かりました。

「Q.車をどこ(どのような方法)で売りましたか?」

ディーラーなら車の買い替えが楽ですし、何となく安心感もあります。
また、中には「どうせ買取店では大した売値が付かないと思った」というコメントもありました。

ただし、「車を高く売る」という点でいえば、ディーラーはおすすめできません。
というのも、以下の理由から、ディーラーでの査定額は安くなる傾向が強いからです。

ディーラー査定が安い理由
  • 低年式車にとって不利な査定基準を採用している。
  • 管理・運営コストが高い分、安く下取りする必要がある。
  • 新車販売がメインだから、下取りで頑張る必要がない。
  • 中古車の転売に特化した業態ではない。

もちろん、新車見積もりのついでに査定を受けてみるのは良いと思いますが、基本的に「ディーラー下取りは安い」と考えておいてください。

高価買取店の探し方

というわけで、10年落ちの車は「中古車買取店」で売却することをおすすめします。
なぜなら、「(ディーラーよりも)高く買い取る」ことが中古車買取店の存在意義だからです。

たとえば、大手買取店なら以下のような会社があります。

これらの買取店なら近所に何軒かないでしょうか?

ただし、車の査定額は買取店によっても差があります
ですから、高く買い取ってくれるお店を見つけるには「相見積もり」が欠かせません。
要するに、何社か査定を受けて、車の買取額を比較するんです。

でも、、お店をあちこち回るのは面倒ですよね。

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車をできるだけ高く売るには買取店同士を競い合わせることが重要なので、相見積もりを取る際はぜひ活用してください。

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まとめ

今回は「10年落ちの車の売り方」について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

【古い車は売れない】と諦めがちですが、上記でお伝えしたように、10年落ちの車でも市場価値はまだまだ残っているんです。
ですから、「少しでも高く売る」という前提で売却先を探すことが大切です。

ただし、基本的にディーラー下取りは安いので、車は中古車買取店に売ることをおすすめします。
その際は相見積もりを必ず取り、少しでも高く買い取ってくれるお店を見つけましょう。

車の買取査定額は、店舗によって数万〜数十万円もの差が生じます。
ですから、車をできるだけ高く売るには「相見積もり」が欠かせません。

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もちろん車を実際に売るかどうかは、査定の結果次第で決めれば大丈夫です。
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