車の査定だけしたい！買取店が見積書をくれない理由も解説

「車の売却でとりあえず査定だけしたいけど、買取店は見積もりだけでも対応してくれるの？」

車を買い替えるとき、今の車がいくらで売れるのか気になりますよね。
でも、買取店は査定だけでも対応してくれるんでしょうか？

結論から言いうと、車買取店は査定だけでも無料で対応してくれます。

ただし、査定価格の提示は「口頭」のみです。
車を売るかどうか分からない取り敢えずの段階では、買取店のほうも「この金額で買い取ります」と書面で明示することはしません。

というわけで今回は、車買取店で査定だけ受ける場合の流れや、補足として「見積書をくれない理由」について解説します。

買取店で査定だけ受けて車を売らないのはあり？

車を売るときだけでなく、何か契約をする前には「見積もり」という手順が必要です。
これは、条件を確認し、契約を進めるかどうかを決めるためのものです。

そのため、車を売りたい場合、まずは買取店で車の価値を査定してもらうことができます。
査定を受けただけで、必ずその車を売らなければならないわけではありません。
条件が合わなければ、契約を断ることも当然可能です。

例えば、新車を購入する際にも、最初に見積もりを取りますが、それでその店で必ず購入するとは限りません。

車の売却もこれと同じです。
ですので、見積もりを取るときと同じように、気軽に車の査定を依頼しましょう。

車一括査定後に売却を断っても大丈夫？

ちなみに、複数の買取店の査定額が比較できる車一括査定というサービスがあります。
要するに「相見積もり」を取るためのサービスですが、場合によっては提示金額に納得できないこともあるでしょう。

ですから、一括査定サービスを利用したからといって、車を絶対に売らなければいけない訳ではありません。
これも店舗査定と同様、見積もり感覚で利用できるサービスです。

車買取店で査定だけ受ける方法（見積もりだけ）

何かの契約を交わすときは、最初に見積もりを取るのが基本です。
ですから、車を売る場合でも、まずは積極的に査定を受けて、条件がなるべく良い買取店を探しましょう。

車を査定してもらうには、以下の2つの方法があります。

査定を店舗で受けるか、自宅で受けるかだけの違いで、どちらの方法でも無料で対応してもらえます。

パッと査定を受けたい場合は、近所の買取店に直接持ち込むのがオススメです。
持ち込み査定は予約が必須ではないので、空いていればすぐに査定してもらえます。

ただ、何社か査定を受けて車を少しでも高く売りたい場合は、出張査定のほうが好都合です。
なぜなら、買取店を何社も回るのは結構大変だからです。

なお、査定の流れは以下のとおりです。

査定の流れに大きな違いはありませんが、出張査定の場合は予約が必須になります。

とにかく査定は無料なので、車を売る際は積極的に受けるようにしましょう。

車買取店で見積もりだけ取るつもりだったのに…

ただ、車を査定だけしてもらうつもりが、その場の雰囲気でつい契約してしまうケースもあります。

「査定をしてもらったのに、売らないのは悪い気がする」
「見積もりを取りたいだけなのに、契約をしつこく迫られた」
「今だけの金額と言われ、思わず契約してしまった」

車査定とは、いわば「見積もり」です。
ですから、査定を受けたからと言って、車を必ず売らなければいけない訳ではありません。

重要なのは車をできるだけ高く売ることなので、契約は即決せずに、複数社から必ず査定を受けて条件の良い買取店を探しましょう。

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車査定で見積書をくれない理由

ちなみに、ふつう見積もりといえば、見積書で金額を提示してもらうイメージがあるかと思います。

ところが、車買取の場合は「見積書」はもらえません。
あくまで査定金額は「口頭」で伝えられるだけで、証拠としての「書面」はもらえないんです。

その理由としては、次の2つが考えられます。

【理由1】
後々の査定価格は約束できないから

車の査定価格を決定づける一番の基準は、「中古車オークションの相場」です。
買い取られた車はたいてい業者オークションに出品されるため、そこでの取引価格を踏まえて利益を見込む必要があるからです。

ただ、中古車オークションの相場は日々変動します。
ということは、それを基準とする「車の査定価格」も日々揺れ動くわけです。
そのため、買取店としては「現時点での査定価格」は伝えられても、その後の金額は約束できないんです。

これが、車査定の見積書をくれない一つ目の理由です。

【理由2】
他社と交渉する際の「踏み台」にされたくないから

また、見積書を出すと、他社と交渉する際の「踏み台」にされる可能性もあります。

たとえば、A社が100万円と書いた見積書を用意したとします。
売り手はその見積書を持ってB社に行き、そこで「A社が100万円だったので、もう少し高く買い取ってもらえませんか？」と交渉で使うかもしれません。

つまり、A社としては、見積書を「交渉のアイテム」に使われただけでなく、契約も取りこぼしてしまうことになります。

以上の理由から、車買取店は「査定の見積書」を出さないのが一般的です。

まとめ

車を買い替えるときは、まず今の車がいくらで売れるかを想定する必要があります。
ただ、ネット上で調べられる買取相場はあまり当てにならないので、やはり買取店で実際に査定を受けるのが一番確実です。

その際に契約を迫られることもありますが、「査定=見積もり」なので、その場で即決しないようにしましょう。

車をできるだけ高く売るには「相見積もり」が必須なので、何社か必ず査定を受けたうえで車の売却先を決めるようにしてくださいね。