マンション暮らしの人は、洗車において以下のような問題を抱えているかと思います。
- 「洗車したいけどスペースがない」
- 「駐車場はホースが使えない」
- 「コイン洗車場へ行くのは時間とお金がもったいない」
このように、愛車を洗車するには不都合なことも多いです。
だからといって、水をくみに何度も自宅を往復するのはかなり大変です。
そんな人におすすめなのが「バケツ1杯洗車」です。
バケツ1杯洗車とは、「バケツ1杯の水だけキレイに仕上げることができる洗車方法のこと」です。
「ボディに傷がついてしまう」と心配する人もいるかもしれませんが、この方法であれば大丈夫です。
ここでは、バケツ1杯洗車の方法を紹介します。
洗車するための都合の良い環境がない人は、ぜひ参考にしてください。
バケツ1杯洗車で用意するもの
持ち家の人であれば通常の洗車方法で問題ありませんが、マンション暮らしの場合、水をバシャバシャとかけて洗う洗車はできません。
それに、通常の洗車方法は、「水浸しになる」「拭くのに時間がかかる」「水道代がかかる」などのデメリットもあります。
そのようなデメリットを解消するのが「バケツ1杯洗車」です。
バケツ1杯洗車に必要なものは以下のとおりです。
- 水の入ったバケツ
- タオル2枚
バケツ1杯洗車に必要なものは以上です。
これだけのもので簡単に洗車をすることができます。
ただし、バケツ1杯洗車は手順が非常に重要になります。
作業の流れを理解しないで行うと、かえって車を傷つけてしまう恐れがあるため、しっかり押さえておきましょう。
バケツ1杯洗車のやり方
それでは、具体的な手順を説明します。
用意するタオルは2枚です。
もちろん、車専用の吸水性の優れたタオル地のウエスなどがあれば使うことができますが、普通のタオルでも全く問題ありません。
ただし、生地の硬いものは避けましょう。
【タオル1】
1枚は普通に絞った状態にしておきます。
この際、タオルの両端をパンパンと引っ張り、空気を含ませます。
そうすることで、タオルを柔らかく仕上げることができます。
【タオル2】
もう1枚はある程度水を含ませた状態にしておきます。
どれくらいかと言うと、ポタポタ水滴が落ちるくらいです。
水を含ませたタオル2を使い、ボディ表面を軽くなでていきます。
このとき、力を入れる必要はありません。
これをすることで、表面の汚れが水滴に移っていきます。
一度に全体を仕上げようとせずに、ルーフ(天井)、ボンネット、ドアと部分ごとに作業をしていくことがポイントです。
タオル1は空気を含ませたことで、吸水性がアップします。
ここでは、空気を含ませたタオル1を使って、ほとんど力を入れずに拭きあげていきます。
スーッと滑らせていくイメージです。
力を入れるとボディに傷がついてしまうため注意しましょう。
STEP1~3の手順を繰り返しながら、ボディ全体を洗車していきます。
タオルが汚れてきたら小まめにバケツで洗いながら洗車をしていきましょう。
汚れた水は上から下へ流れるため、車のルーフ部分から下に向かって作業していくことがキレイに仕上げるポイントです。
ボディが仕上がったら、最後にタイヤを洗います。
バケツに余った水を少しかけ、タオル2で汚れをぬぐい取るように仕上げていきます。
このときにはバケツの水はかなり減っているため、タイヤ4本洗うつもりで作業を進めましょう。
以上がバケツ1杯洗車の手順です。
ステップとしてはとても簡単ですが、これだけで十分キレイになります。
もちろん、洗車場にいって洗うのも良いですが、「小まめに車をキレイにしたい」という人には最適な方法です。
仕上げはワックスクロス
ここまでの説明でバケツ1杯洗車のメリットと手順を理解できたかと思います。
それでは、ここまでのポイントをまとめます。
- タイルの準備
1枚は絞ったあと、パンパンと引っ張って空気を含ませます。
もう1枚はポタポタ落ちるくらい水を含ませます。 - タオル2でボディ表面をなでる
汚れを浮かせるように軽くなでていくのがポイントです。 - タオル1で軽く拭きあげる
空気を含ませた柔らかいタオルで、優しく水を拭きあげます。 - タイヤを洗う
残りの水も無駄にしないで、タイヤを洗います。
要点は、「2枚のタオルを使いわける」「ボディを優しくなでるように洗う」ということです。
このポイントに気をつけて行えば、初めてでも簡単にできます。
これで洗車は終わりですが、最後の仕上げに「ワックスクロス」を使うと、さらにキレイに仕上がります。
ワックスクロスとは、「拭くだけでワックス効果があるクロスのこと」です。
拭くだけですから、
とても手軽にボディの保護ができます。さらにツヤを出す効果があるため、仕上がりの満足度は高いです。
バケツ1杯洗車はホースなどの道具は必要ないため、マンション暮らしなど洗車環境がない人にとっては最適な洗車方法です。
ただし、あまりにも汚れがひどい場合は、この方法で完全にキレイにするのは難しいです。
そのようなときは、洗車場などでしっかりと車を洗いましょう。
そうすれば、車をいつでもキレイな状態に保つことができます。