車を売ってから入金されるまでの期間｜後日振込になる理由も解説

車を売ってから代金が振り込まれるまでに、どのくらいの期間がかかるのか気になる人もいるのではないでしょうか。
その理由は、「すぐにお金が必要になった」「売ったお金を次の車の購入代金に充てる」などさまざまあるかと思います。

基本的に、車を売ってから入金されるまでの期間は、「早くても翌日」「3日後～1週間程度」になります。

そこでこのページでは、買取代金の振り込みが後日になる理由と、入金についての注意点について詳しく説明します。
また、できるだけ早く入金してもらうための準備についても説明します。

車の売却代金が振り込まれるまでの期間

一般的な買取業者では、車の買取り代金を後日振り込むお店がほとんどです。
大手買取店における入金期間の目安は以下のとおりです。

入金期間を買取店ごとにチェック！

大手買取店	入金までの期間
ガリバー	3～4日後
アップル	3日～1週間後
ウィーカーズ	2～3日後
カーチス	1週間程度
カーセブン	1週間程度
ラビット	1週間程度

これを見てわかるように、入金までの期間が後日になる買取店がほとんどです。
なかには、即日現金払いしてくれるところもありますが、そういった業者は少ないです。
ですから、「車を売っても入金されるのは後日になる」ということは理解しておきましょう。

ただ、手続きがスムーズにいき、予定より早く入金してもらえるケースもあります。

車の売却代金が即日振込されない理由

それでは、なぜ即日現金ではなく、後日振り込みする買取業者が多いのでしょうか。
入金が後日になるのは、大きく2つの理由があります。

現金のやり取りはリスクを伴う

その理由は、現金を直接やりとりするのは非常にリスクが高いからです。
車は高額な商品ですから、買取り代金が数百万円になることもあります。
そんな大金を持ち歩いたり、お店に保管したりしておくと強盗に狙われる可能性があります。

たとえば、「パチンコ店の売上金を狙った襲撃事件」をニュースで見たことがあるかと思います。
それと同じで、現金を直接扱えば、こういった事件になりかねません。
ですから、買取業者は強盗などの犯罪リスクを避けるためにも、「振り込み」という形で入金する必要があるのです。

検査期間を確保するため

また、入金を後日にするのは、車を引き取ったあとの検査期間を確保するためでもあります。
車を売るときは、査定をしてもらい買取価格が決まります。
しかし実際は、車を引き取ったあと、さらに詳しく検査を行います。

その際、査定ではわからなかった故障や修理歴が見つかれば、「買取価格の減額」「契約の破棄」も考えられます。
これは、売り手に落ち度（査定時にウソをついたなど）があった場合です。
しかし、売り手に落ち度がなくても、このようなケースでは「売却主が責任を負う」という内容が契約書に書かれていることがあります。
その場合、売り手に過失がなくても、責任を取らざるを得ない状況になってしまいます。

ただ入金後になると、買取業者としては「減額」や「契約破棄」などの対応が難しくなります。
ですから、買取業者は「即日入金」ではなく「後日入金」にして、その前に詳しい検査をする期間をもうけるのです。

これらの理由から、ほとんどの買取業者は「買取り代金を後日振り込む」という形をとっています。

買取金額の入金に関する注意点

ここでは、売却代金の入金における注意点について説明します。

即日現金対応の買取業者はやめよう

先述でも触れましたが、買取業者のなかには「即日現金」に対応してくれるところもあります。
しかし、そのような業者に車を売る場合、安く買い叩かれてしまう可能性があります。
その理由は以下のとおりです。

車を売ってすぐに現金化したい人は、さまざまな理由で困っている場合がほとんどです。
ですから、「いくらで売れるか」よりも「すぐに現金化する」ことを重視します。
買取業者はそのことを十分理解していますから、「できるだけ安く買い取ろう」と考えます。
そのため、即日現金に対応しているお店に売る場合、相場よりも安く買い取られてしまうケースが多いのです。

即日現金対応の買取業者について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

⇒車を売る際に即日現金で買い取ってもらう方法と注意点

個人売買における入金トラブル

個人売買で車を売る場合も注意しなければいけません。
個人売買では、「車を引き渡したのに、入金がされない」というケースのトラブルが非常に多いです。
そのため、基本的に個人売買はおすすめしません。

もし個人間で車を売るなら、代金の受け取りには細心の注意が必要です。
たとえば、「先に入金してもらう」「事前に半額入金してもらう」「車と引き換えに、現金を直接もらう」など、リスクを考えた入金方法を取るべきです。

買取業者が倒産して入金されない

稀ですが、「1週間たっても振り込みがないから、調べてみたら買取業者が倒産していた」というケースもあります。
大手ではまずありませんが、個人経営の買取業者では倒産してしまう可能性が考えられます。
ですから、もし振り込みが遅れた場合は、すぐに電話をして確認するようにしましょう。

そもそも、倒産しそうな業者には売らないほうが良いと思います。

車の売却代金をできるだけ早く入金してもらうための準備

ここまでの説明で、車の売却代金の振り込みが後日になることを理解できたと思います。
ただ、必要な書類をあらかじめ準備しておくと、手続きがスムーズに進み、結果的に早く振り込んでもらえる可能性もあります。

車を売るときに必要な書類は、以下のとおりです。

これらの書類を準備しておくと、手続きがスムーズに行えるため、予定の期日より早く入金されることがあります。
売却時の必要書類について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

⇒車を売るときに必要な書類を手続き前にチェック！

また、「早く振り込んでほしい」と交渉してみるのも方法です。
絶対とは言い切れませんが、快く対応してくれる場合もあります。

まとめ

ここまでのポイントをまとめます。

お金のことですから、入金時期について気になるのは当然のことだと思います。
一般的には、「入金時期は後日」という場合がほとんどです。

しかし、正確な入金時期は業者や手続きの進み具合によって異なります。
ですから、車を売る際には、入金時期をしっかりと確認しておきましょう。
そうすれば、「いつ振り込まれるのか」と心配することもなくなるはずです。