車を買うなら「中古車」がお得?中古車のメリット・デメリットを徹底解説

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車の購入を考えるとき、「新車と中古車はどちらが得なのか」と疑問に思うこともあるかと思います。

中古車の最大のメリットは価格が安いことです。
しかし、中古車の状態によっては「購入後に不具合が続き、メンテナンス費用が膨らんでしまう」というデメリットを抱えています。
そのほかにも、中古車を買うメリット・デメリットはあります。
そのため車の購入を検討する場合は、中古車の特徴をしっかりと理解した上で判断をすることが大切です。

ここでは、中古車のメリットとデメリットについて詳しく説明します。

目次

中古車を購入するメリット

日本には車検制度があり、定期的に車をメンテナンスしなければいけません。
そのため、たとえ中古車でも日本の車は良い状態のものが多いのです。
そのため、「年式が新しい中古車 」や「大切に乗られた中古車」などは、新車と見分けがつかないほどキレイなものも少なくありません。
ですから、「新車しか乗らない」というこだわりがなければ、中古車でも十分に満足できる車を見つけること可能です。

ここでは、中古車のメリットについて詳しく説明します。

購入コストが安い

新車から中古車になった瞬間が、車の価値が最も下がるタイミングです。
つまり、新車ユーザーのもとへ納車されるときです。中古車の場合、大きく値段を落としたあとに購入することになるため、新車に比べてかなり安く購入することができます。
たとえ1ヶ月しか乗られていない車でも、新車価格に比べて数十万円安く売られていることもあります。

年式が古くなれば、中古車はさらに安く購入することができます。
しかし、古くても乗り続けるにはまったく問題ない車もたくさんあります。
ですから、中古車はコストパフォーマンスが高いということです。

また、中古車は新車に比べて車両価格を安く抑えることができるため、「ワンランク上の車を狙える」のも嬉しいポイントです。

幅広い車種から選べる

新車で購入する場合、選べる車種には限りがあります。
なぜなら、自動車メーカーはよほどのヒット商品でなければ、受注生産の体制をとるからです。
そのため、以前販売されていた車が新車の状態で残っていることはほとんどありません。
つまり、新車で購入するときの選択肢は、現行車(現在発売されている車)だけということになります。

しかし中古車の場合、最新車種からビンテージカー(昔の車)まで幅広い選択肢を持つことができます。

高額なメーカーオプションが付いた車をお得に買える

メーカーオプションは新車購入時に付けることができます。
しかし、高額なものが多く、装備によっては30万円以上するオプションもあります。

高額なメーカーオプションが付いている中古車は、付いていない中古車に比べて車両価格は上がります。
しかし、新車購入時ほどではないため、お得にメーカーオプション付きの車を買うことができるのです。

たとえば、新車購入時に30万円のメーカーオプションを付けた車があるとします。
その車が中古車になると、オプションが付いていない車の価格より10万円ほど上乗せして販売さることになります。

 新車
(オプション付)
中古車
(オプション付)
中古車
(オプションなし)
本体価格300万円150万円150万円
オプション価格30万円10万円0円
車両価格   

つまり、新車購入時に30万円かけたオプション車を、中古車ではプラス10万円で購入できるため、割安なのです。

納車までの期間が早い

新車の場合、受注生産(契約が決まってから生産すること)が多いため、注文してから納車まで2ヶ月以上かかることがあります。

しかし中古車の場合、「整備・点検」や「契約などの手続き」などが済めば、すぐに納車することができます。
そのため、「車が早くほしい」という人には大きなメリットになります。

気軽に乗れる

中古車を買って万が一傷が付いても、ピカピカな新車が傷つくよりはショックは小さくて済みます。
新車を購入してはじめのうちは、傷や汚れに対して神経質になりやすいです。
しかし、中古車の場合は少なからず傷がある状態で購入するため、新たに付いた傷も割り切れるのです。

中古車を購入するデメリット

中古車にはメリットがたくさんあります。
しかも安く購入することができるため、お得に感じると思います。
しかし、中古車を買うのにもデメリットがあります。ここでは、そのデメリットについて詳しく説明します。

エコカー減税が受けられない

エコカー減税対象車を新車で購入した場合、「新車登録時と翌年の自動車税・重量税など」の割引きがあります。
しかし、エコカー減税は新車購入時にしか受けることができないため、中古車には適用されません

車の状態が一定ではない

中古車によって、その車の状態は大きく異なります。
「年式」「走行距離」「過去の整備歴」「修理歴」「ボディの傷」など、違いはさまざまで同じものはありません。
つまり中古車には、「状態の良いもの」もあれば「状態の悪いもの」もあるといいうことです。

ある程度の状態は、見たり試乗したりすることで把握することができます。
しかしプロでないかぎり、完璧に中古車の状態をチェックすることは難しいです。
そのため選ぶ中古車によっては、購入後に車の不具合が続き、メンテナンス費用が膨らんでしまう可能性があります。

車は「消耗品のかたまり」です。乗れば乗るほど、どこかに不具合が生じるのものです。
そのため中古車を買う場合は、ある程度のメンテナンス費用は覚悟した上で購入するようにしましょう。

新車に比べて保証が手薄

中古車の保証の期間で、「3ヶ月経過1,000km走行時点のいずれか早い方」というのを良く聞きます。
中古車でも保証が付いていれば、その期間故障などを起こした場合に修理をしてもらうことができます。

しかし、中古車は納車前にしっかりと整備・点検を行ってから引き渡しをしています。
そのため、この短い保証期間内に何かトラブルが生じることはほとんどありません。
実際に不具合が起こるのは、保証期間を過ぎてからのことが多いです。

それに比べて新車購入時の保証期間は、「3年または60,000km走行時点のいずれか早い方」というのが一般的です。
ですから、ユーザーにとって非常に安心感が大きいのです。

メーカーオプションを付けることができない

メーカーオプションとは、「車の製造工程で取り付ける装備のこと」です。
たとえば、「セキュリティシステム」や「サンルーフ」などがそれにあたります。
メーカーオプションは製造工程でしか取り付けるため、中古車に装備させることはできません。

購入後、すぐに車検を通さなければいけない場合がある

車検期間が残っていない中古車の場合は問題ありません。
その場合、購入時に合せて車検を通すため、車検期間がたっぷりと残った状態で乗り始めることができます。

しかし、車検期間が残っている中古車を購入する場合には注意が必要です。
車検期間が残り少ししか残っていないような中古車は、購入後すぐに車検を通さなければいけなくなります

その場合、購入費用は安く抑えることができますが、すぐに車検費用を準備する必要があります。
そのため中古車を買う場合は、「車検期間がどれだけ残っているのか」「車検費用はいくらか」ということを含めて考える必要があります。

中古車を買うならコスパがいい車を選ぼう

中古車を購入するメリット・デメリットをまとめます。

中古車のメリット・デメリット

メリットデメリット
購入コストが安い

幅広い車種から選べる

高額なメーカーオプションが付いた車をお得に買え
納車までの期間が早い

気軽に乗れる
エコカー減税が受けられない

車の状態が一定ではない

新車に比べて保証が手薄

メーカーオプションを付けることができない

購入後、すぐに車検を通さなければいけない場合がある

ここまでの説明で、中古車を購入することでどのようなメリットとデメリットがあるのか理解できたのではないでしょうか。

中古車の最大のメリットは、購入費用を安く抑えられることです。
しかし、購入後にメンテナンス費用がかかるリスクがあります。
買ってから後悔しないためにも、中古車におけるメリットとデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
その上で、「新車」か「中古車」どちらが自分には合っているのかを考えることが大切です。

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