愛車はできるだけキレイに洗車して乗りたいものです。
車に何年乗っていても、「新車のようにキレイなボディを保ちたい」と思うのではないでしょうか。
外装のメンテナンスの中で、洗車は最も重要な作業です。
洗車を定期的にすることで、ボディの塗装面の劣化を最小限に抑えることができます。
さらに、洗車をするときには大切なポイントが4つあります。
- 洗車をするときは、晴れて暑い日を避ける
- タイヤから洗う
- 水かけをして泥やホコリを洗い流す
- カーシャンプーをよく泡立ててから使う
この4つのポイントを押さえて洗車をすることで、ボディの塗装面をより良い状態に保つことができます。
ここでは、洗車の基本的な流れと、気をつけておきたいポイントや注意点について説明をします。
洗車は外装メンテナンスの基本
車についた汚れは、洗車をせずにそのまま放置すると、蓄積して汚れを取ることが難しくなります。
最終的には汚れが塗装面を侵食して、サビや塗装はがれの原因になってしまいます。
そのため、「定期的に洗車をして車をきれいな状態に保つこと」が外装メンテナンスで一番効果的な方法です。
また、気持ちよく車に乗るためにも、こまめに洗車をしたいものです。
洗車の手順
洗車は「ゴシゴシ洗って汚れを落とせば良い」というわけではありません。
洗車する際は、その手順がとても重要です。ここでは、洗車の大まかな流れを把握しておきましょう。
- まずはタイヤから洗う
- 強めの水圧で水かけをする
- カーシャンプーを泡立て、汚れをやさしく落とす
- 汚れとシャンプーを水で丁寧に洗い流す
- 水が乾く前に、すばやく拭き上げる
洗車の際に、この手順を踏まなければ、キレイになるどころか逆に汚れを広げてしまったり、ボディを傷つけてしまう可能性があります。
キレイにするための洗車で愛車を傷をつけてしまわないように、手順を守って洗車をすることが大切です。
洗車をするときの4つのポイントと注意点
ではなぜ、上記のような手順が重要なのか、4つのポイントを踏まえて説明します。
ポイント1:洗車をするときは、晴れて暑い日を避ける
暑い日を避けた方が良い理由は、カーシャンプーなどで洗車している最中に水分がすぐに蒸発してしまうからです。
その結果、シャンプー剤がシミとなって残ってしまう可能性が高くなります。
そのため、真夏に洗車をするときは、朝方・夕方・曇りの日を選んだ方が良いです。
ポイント2:タイヤから洗う
洗車の際、まずはタイヤから洗いましょう。
車で最も汚れやすいところはタイヤです。
ボディを洗ったあとにタイヤを洗うと、タイヤの汚れがボディに飛び散ってしまう可能性があります。
タイヤから洗うのはそれを避けるためです。
強めの水圧で水洗いをしたあとに、カーシャンプーでタイヤについた油汚れを落とします。
ちなみに、タワシはゴムを傷つけないため、タイヤ専用のブラシがなくても代用として使えます。
もちろん、洗車用のスポンジでも大丈夫です。
ポイント3:水かけをして泥やホコリを洗い流す
このステップが洗車の中で一番重要になります。
強めの水圧で、表面に乗った泥やホコリなど洗い流しましょう。
このときに、車の高いところから順に洗い流していくことがポイントです。
水かけをしないでそのままスポンジなどで洗い始めると、ボディ表面についた汚れやホコリが原因で傷がついてしまいます。
そのため、最初にできるだけ水の力だけで汚れを落としておくことが重要になります。
ポイント4:カーシャンプーをよく泡立ててから使う
しかし、水かけだけではすべての汚れを落とすことはできません。
次にカーシャンプーを使い、取りきれなかった汚れを落としていきましょう。
この際、バケツに入れたシャンプー剤に強い水圧で水を加え、一気に泡立てることがポイントです。
その泡がボディとスポンジの間のクッションとなり、汚れをこすりおとすときの摩擦を減らしてくれます。
ゴシゴシとこする必要はありません。
スポンジにたっぷりと泡を乗せ、軽くなでるように優しく洗いましょう。
水で洗い流し拭き上げる
汚れを落としたら、シャンプー剤が乾く前に水で洗い流します。
もしも乾いてしまうようであれば、部分ごとに仕上げていくと良いです。
ここでは、汚れとシャンプー剤が残らないように丁寧にすすいでいくことがポイントです。
十分にすすぎ流したら、水が乾いてシミが残らないようにすばやく拭き上げます。
スピーディに拭き上げるには、吸水性に優れている「マイクロファイバークロス(拭き上げ専用タオル)」がおすすめです。
吹き上げのときのポイントは、クロスでこするように拭くのではなく、優しくボディを撫でながら水を吸わせるように拭き上げることです。
大切な愛車のために適切な洗車を
洗車をするときには、以上の4つのポイントを押さえて適切な手順を踏むことが大切だと理解していただけたのではないでしょうか。
手軽さを求めて洗車機を利用する人も多いかと思います。
「最近の洗車機は前に比べて傷がつきにくい」と言われていますが、それでも泥やホコリがついたまま洗車機に車を通せば洗車傷がついてしまう可能性があります。
また、洗車機ではタイヤホイールの隙間など、細かな部分をきれいにするのは難しいです。
洗車方法ひとつとっても、数年経てばボディの状態に「雲泥の差」が生まれるでしょう。
大切な愛車はキレイに気持ちよく乗り続けたいものです。
そのため私は、上記に説明してきた「手洗いによる適切な洗車」を実践することをおすすめします。