「車買取で同時査定ってどうやるの?」
「出張査定で業者同士がバッティングしても大丈夫なの?」
車を高く売るには、複数の買取店で査定を受けることが何よりも重要です。
なぜなら、車の査定額はお店によって全然違うからです。
ただ、買取店をあちこち回ったり、出張査定を1社ずつ対応したりするのは面倒ですよね。
そこでオススメの方法が、今回ご紹介する「同時査定」になります。
「合同査定」とも言いますが、この方法は時短になるだけでなく、車の買取額が底上げされる効果もあるんです。
というわけで今回は、車を売る際の「同時査定」のメリット・デメリットや、具体的なやり方について見ていきましょう!
車の査定で買取業者を同時に呼ぶのは大丈夫?
車の査定を受けるには、店舗に直接行くか、自宅まで来てもらう、いわゆる「出張査定」のどちらかになります。
相見積もりを取る場合、店舗査定なら1社ずつ回ることになるでしょう。
一方、出張査定の場合でも1社ずつ対応するのが通常ですが、今回紹介する「同時査定」を行えば複数社の査定をまとめて受けることが可能です。
ただ、「業者同士がバッティングするのって大丈夫?」と不安になる方もいるのではないでしょうか。
結論を言うと、あらかじめ説明しておけば、出張査定で業者同士が鉢合わせになっても問題ありません。
今では一括査定サイトからの査定予約も増えているため、そのようなシチュエーションは良くあるからです。
実際、買取店の方に同時査定になることを伝えても、「全然大丈夫ですよ」と快く対応してくれます。
ですから、気負いすることなく、車を高く売るために同時査定にぜひチャレンジしてみましょう!
車を同時査定で売るメリット・デメリット
それでは次に、車を売るときに同時査定をやるメリット・デメリットについて説明します。
同時査定のメリット
同時査定には、以下の4つのメリットがあります。
- 査定の時間と手間が省ける
- 各社が限界の査定額を提示してくれる
- その場で決着が付く
- プロ相手に交渉する必要がない
1.査定の時間と手間が省ける
第一に、同時査定は時間が大幅に短縮できるメリットがあります。
通常の査定の場合は、1社につき40分〜1時間はかかります。
店舗査定なら移動時間もかかるため、相見積もりを取るとなるとほぼ一日仕事です。
しかし、同時査定では何社呼んだとしても1時間程度で終わるため、効率が非常に良いです。
2.各社が限界の査定額を提示してくれる
同時査定では複数社がバッティングすることになりますが、金額提示もその場で行います。
でも、そこで「様子見の金額」や「足元を見た金額」を提示すれば、その場にいる他社に負けてしまいますよね。
だから、同時査定をやれば必然的に、各社が限界ギリギリの査定額を提示せざるを得ない状況(または心理状態)になるわけです。
これが、同時査定をやると車が高く売れる理由です。
3.その場で決着が付く
また、同時査定では各社が同じタイミングで金額を提示するため、勝敗もその場でスパッと決まります。
そのため、しつこく粘ってくるような業者もいませんし、あなたも条件の最も良い業者を迷わず選ぶことができます。
4.プロ相手に交渉する必要がない
車を少しでも高く売るために、たとえば以下のように買取店と交渉する人もいます。
「他社は〇〇万円だったんですが、それより高ければ売りますよ」
「希望は〇〇万円なので、その値段なら即決します」
ただ、相手もプロですから、口だけの交渉は難航します。
それで仮に買取額が上がったとしても、微々たるものでしょう。
でも、同時査定の場合は、あなたと業者が駆け引きするのではなく、「業者」対「業者」の駆け引きになります。
ですから、あなたは無理に交渉しなくても、ただ業者同士の駆け引きを見ていればいいんです。
同時査定のデメリット
以上が、同時査定のメリットになります。
車を高く売るうえでいかに有効な手段か、理解できたでしょうか?
ただ、強いていえば、以下の点はデメリットになるかもしれません。
契約を断りにくい雰囲気がある
同時査定では、各社が同時進行で査定を行い、その場で金額も提示されます。
つまり、その場で業者の勝敗が付くわけです。
そのため、「勝者とそのまま契約」といった雰囲気になりやすいです。
もちろん、車を本気で売るつもりなら何も問題ありませんし、提示金額に納得できなければ契約を見送ることもできます。
ただ、契約を断りにくい空気感になるのは間違いないので、同時査定は売却本番のときだけ試すようにしましょう。
車買取の同時査定のやり方・手順
車買取の際の「同時査定」は、時短になるのはもちろんですが、車が高く売れる効果は絶大です!
ですから、あなたもぜひチャレンジしてみてください。
それでは、同時査定の手順を具体的に説明していきます。
- 出張査定を予約する
- 査定日時の調整
- 実車査定
- 査定金額の提示(入札orセリ)
- 契約
【STEP1】
出張査定を予約する
同時査定は、店舗ではなく、自宅(または指定場所)で行います。
そのため、まずは出張査定を予約する必要があります。
その際、近くの買取店に直接電話して予約を取っても良いのですが、車両情報や住所などを1社ずつ口頭で説明するのは面倒です。
ですから、同時査定をセッティングするときは『車一括査定サイト』を使いましょう。
一括査定サイトからの予約をおすすめする理由は、以下のとおりです。
- 比較前提のサービスだから同時査定がセッティングしやすい。
- 近くの候補店が自動でピックアップされる。
- 選んだ候補店に対して査定をまとめて依頼できる。
- 完全無料で利用できる。
要は、同時査定をセッティングするためのサービスのようなものです。
なお、申込み時、以下のように候補点が紹介されます。
ここで査定を依頼したい買取店を3〜5社選びましょう。(✓マークを外すと除外されます)
完全無料で利用できるので、予約の際はぜひ活用してください。
【STEP2】
査定日時の調整
一括査定に申し込むと、上記で選択した買取店から「出張査定の案内」で電話がかかっています。
その電話で査定の日時と場所を指定しましょう。
なお、今回は「同時査定」を行うため、各社が同じ時間に来るようにセッティングしてください。
また、他社が来ることも伝えておきましょう。
【STEP3】
実車査定
次は、査定当日です。
各社がいっぺんに査定を行うことになりますが、買取店のスタッフも慣れているので問題ありません。
査定の際は車両に関していろいろと質問されるので、不具合や修復歴などはなるべく正確に伝えるようにしましょう。
【STEP4】
査定金額の提示(入札orセリ)
各社の査定が終わったら、いよいよ金額の提示に移ります。
同時査定での金額の提示方法は、以下の二通りがあります。
- 入札方式
名刺裏にそれぞれ金額を書いてもらい、一発勝負で金額を提示する方法。 - 競り方式
スタート価格を決め、オークション形式で競りを行う方法。
競り方式は各社が様子を見ながら金額を釣り上げていきますが、入札方式は完全に一発勝負です。
そのため、思い切った金額が出やすいのは「入札方式」です。
【STEP5】
契約
あとは、査定金額が一番高かった買取店を選ぶだけです。
一応、契約の流れも確認しておきましょう。
- 契約内容の説明
- 契約書にサイン
- 契約書類の用意
- 車両と書類の引き渡し
- 後日振込 (2日〜1週間後)
状況によっては前後することもありますが、基本的にはこのような流れになります。
なお、前にも少し触れましたが、同時査定の結果に納得できなければ、売却を断るか、一旦保留にしても構いません。
査定とはいわば見積もりなので、車を売るかどうかはあなたの自由です。
以上が、車の同時査定の流れです。
複数社を相手にするのは少し気構えてしまうかもしれませんが、あなたはただ査定を見守っているだけで大丈夫です。
通常の査定方法より買取額は間違いなくアップするので、ぜひ試してみてください。
車を売る際に同時査定をやらないリスク
今回は、車買取の「同時査定」がどういうものかを解説してきました。
出張査定で業者をバッティングさせることに抵抗があるかもしれませんが、実際はよくあるシチュエーションなので気にすることはありません。
逆に、同時査定をやらないと、買取業者は「様子見の金額」しか提示しない傾向があります。
つまり、ライバル社同士を競い合わせないと、なかなか本気の金額は引き出せないんです。
そういった意味でも、車を高く売るうえで「同時査定」は非常に効果的な方法になります。
なお、出張査定を予約するときは以下の「無料一括査定サイト」が便利なので、ぜひ活用してください。